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CATのアメリカ東海岸留学

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日本の企業とマスコミなど

未認定校(Degree Mill)ネタを扱っていくうちに skepticism さんという方から
「某人材会社が(有名な?)非認定校とタイアップしたという記事が下記のサイトに
載っています。う~ん、何なんでしょう?」というネタ(笑)を頂いた。

以下はそのコメントへのレスをまとめたものである。

日本のメディアや人材会社、さらには教育機関などがあっけらかんと未認定校(Degree
Mill)と「おつきあい」してしまう理由は以下のようなものが考えられると思う。

1)メディアや人材会社、さらには教育機関など含めて日本の人は未認定校
  (Degree Mill)の実態を知らない。日本の大学の場合そんなことは
  ありえないために、「大学」という名称の組織が「公に認定されていない」
  という状況が、想像を超えていて把握できていない。

2)そもそも最初から結託しているケース。未認定校(Degree Mill)は違法ではない
  という考え方があり、「アメリカの大学」というブランド力をビジネスに
  利用しない手はないと考えている会社もあると思われる。

3)1)とかぶるが、最初は知らずに「アメリカの大学」とタイアップできるなんて
  ラッキーと思って提携などをしてしまい、後から気づいたが、今更「ウソでした」
  と言い出せず引きずっているケース。

つまり基本的には「マスコミなども含めて、日本の人にこの問題が認知されていない」
のが原因か「確信犯」のケースだ。

「確信犯」のケースについて少し書き進めると、フリーページのタイトルにも
学位商法」と入れたようにこれはビジネスの話しだ。そしてビジネス的観点に立てば、
「アメリカの大学」というブランドはやはり魅力的なのだと思う。

さらに「日本の大学」を作るのはなかなか難しいが、アメリカの(未認定)大学なら
すぐに作れるので(TVCMもやっているような)教育系の会社が、学位ビジネスに
手を染めているというケースもある。

ここであえて学位ビジネス側に肩入れしてみると、コースワークなどの内容を
しっかりさせれば、もしかしたら「しょぼい認定大学」よりも良い人材を輩出でき、
特に日本国内では未認定校(Degree Mill)問題の認知度はあまり高くないから、
日本だったらむしろしょぼい認定大学を卒業するよりも人材マーケットで
有利になることもあるのかもしれない。

企業は欲しているのは「学位を持った人材」ではなく「優秀な人材」だというのも
納得だし、それはそれでいいと思う。

ここで問題なのは、しょぼい(認定)大学の人はランキングなどの客観情報に照らして恐らく
自分の立場(とリスク)を認識できているのに対し、特に日本の未認定大学の人は
自分の学校が未認定で、それによるリスクは何かという情報に触れる機会を与えられて
いないということだ。

どんなに内容が充実していても未認定は未認定で、それによるリスクはついてまわる。

アメリカでは法律で、学校のHPに未認定であることを表示するように義務づけられて
いるけど、日本語サイトにはそれが書かれていないこともあるし、なまじ書いて
あったとしても非常に分かりづらい表現になっていることが多い。

まあでもビジネス的に考えたら、自分に不利な情報をわざわざ客に提供するという
べきではないということなのかもしれないが・・・。

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